劣悪な労働環境による過労死の問題について

現在の日本は働き方改革などによって労働環境の問題を解消しようとする機運が強まっているが、現状ではまだ多くの課題が残されている。
特に問題視されているのは、過労死に関する問題である。
長期間労働などによる身体への負担によって不健康に繋がって重い病気を発症し、最終的には命を落としてしまうという事態が多く発生している。
身体的な健康面だけではなく、労働環境による精神的な負担によって自殺をしてしまうという「過労自殺」と呼ばれる過労死も存在する。
日本において過労死によるさまざまな問題が数多く発生した結果、海外にもその現状が伝わったことで「karoshi」として国際語になってしまったことも有名な話である。
日本では過労死は年間で100件以上確認されており、一気に減少するような改善の動きは見られていない。
このような現状を打開するために、政府や企業は過労死への対策に取り組んでいる。
特に過労死の原因とされる長時間労働が起こらないように努力している企業が多く、一定の時間を過ぎると強制的に退社になるルールを設けることなどによって長時間の残業の防止を試みるケースが増えている。
また、会社に診療所を設置することで身体のケアや精神的な悩みに関する相談ができる取り組みを行っている企業もある。
さらに、スマートフォンが普及していることを利用して健康を管理するアプリを社員に使わせることで企業側が過労死の予兆を見逃さないようにするなどの健康面の対策に力を入れている企業も見られる。